SmileMoheji’s diary

東京で暮らす39歳男性が赤裸々に語るブログです。メーカー勤務15年目(転職2回)、年収550万円、昨年結婚子供無し。そして1,400万円あった貯蓄を10日で失いました。幸せな中産階級で育ってきた人生が一瞬にして変貌を遂げる。不惑を前に、迷って戸惑ってばかりの日々を綴ります。


200という大台に変わった瞬間、俺はスマホをシャットダウンした…

とうとう、到達してしまった。

まさかまさかの200万。。。

まず、10万。ここら辺ではまた待っていればプラテンするだろうと思っていた。

さらに、40万。そろそろ落ちるだろうと、ミニ5枚の売り増し。まだ許容範囲だった。

いつのまにやら、80万。もはや、ただの丁半博打。朝、ダウの結果を祈るように開く。

引くに引けない、120万。今となっては後の祭りだが、ここが勝負とMAX売り増し。

あれよあれよっと、200万。もはや、損失が拡大していくのに慣れてしまった。

200万という金額は大金なのだけれど、どこか他人事のような気さえしてしまう。。。

 

帰りの電車の中、ひたすらスマホ画面にて、証券会社のマイページ更新ボタンを連打していた。

少しでも下がれば安堵し、逆をいけば目を背ける。

しばらくするとまた画面を開き、下がる気配のないチャートを凝視する。

更新するたびに上昇していくチャート…。

まさかまさか、こんなところまではいかないだろうと思っていた、含み損200万という大台に到達したとき、

無意識のうちにスマホを強制シャットダウンしてしまっていた。。。

 

もうこの時点で撤退は無い。行くもどこまで。いや、逝くもどこまでなのか。。。

再生か破滅か。。。

GW5連休、神の見えざる手に身をゆだねることを選択した自分。

経済政策や企業業績、外部環境に政治状況など、そんなことは関係ない。

ただ上がるか下がるか。その事実があるだけだ。

自分は下に賭けた。この、40歳の人生そのものと言っても良い、お金と金銭に紐づく時間。そして己のキャリア、家族との絆。。。

 

勝負の体温とは、絶対的な数値によるものではなく、相対的な己の存在度合いによるところが大きい。同じ200万の損失でも、お遊び程度で済む人もいれば、命そのものに値してしまう人もいるだろう。

自分にとっては、この200万という数値は、40歳における6か月間という人生を、全て注ぎ込むことに等しい。現時点で自分が賭けられるMAXペット、それが200万なのだ。

2016年のリベンジに繋げるための、大事な大事な不惑の1年。

その緒戦から、いきなりのオールイン。そして退場しかけている自分。。。

ここで負けては明日は無い。 だが、明日を迎えるためにはこの一点を突破したい。

 

こんなに負けていても、どういうわけか、月曜日には安住の地へとポジションが変化しているだろうという、根拠の無い自信が自分にはある。その根拠のなさが、己への矜持を保つエネルギーになっている。

不惑を過ぎてもなお、若気の至りのような過ちにこだわっていられる自分。

そんな自分の熱さみたいなものを再確認できて、体の芯がほんのり暖かくなる。

単純に言い換えれば、自分の中に青春的要素がまだ残っているのだと思えることが、

素直に嬉しい。

200万という含み損が、そんなことを気付かせてくれている。

もちろん、高い買い物ではあるのだけれど。。。

 

読者の皆さんのアドバイスは大変ありがたく拝聴しています。

撤退したのかどうかと、メールやコメントで気にして頂いているのも、嬉しいです。

 

多くは撤退せよとのご指摘でしたが、私は、意を決して勝負の続行を選択致しました。

色々なご批判もあるかと思いますが、是非応援して頂けたらと思います。