とうとう、到達してしまった。
まさかまさかの200万。。。
まず、10万。ここら辺ではまた待っていればプラテンするだろうと思っていた。
さらに、40万。そろそろ落ちるだろうと、ミニ5枚の売り増し。まだ許容範囲だった。
いつのまにやら、80万。もはや、ただの丁半博打。朝、ダウの結果を祈るように開く。
引くに引けない、120万。今となっては後の祭りだが、ここが勝負とMAX売り増し。
あれよあれよっと、200万。もはや、損失が拡大していくのに慣れてしまった。
200万という金額は大金なのだけれど、どこか他人事のような気さえしてしまう。。。
帰りの電車の中、ひたすらスマホ画面にて、証券会社のマイページ更新ボタンを連打していた。
少しでも下がれば安堵し、逆をいけば目を背ける。
しばらくするとまた画面を開き、下がる気配のないチャートを凝視する。
更新するたびに上昇していくチャート…。
まさかまさか、こんなところまではいかないだろうと思っていた、含み損200万という大台に到達したとき、
無意識のうちにスマホを強制シャットダウンしてしまっていた。。。
もうこの時点で撤退は無い。行くもどこまで。いや、逝くもどこまでなのか。。。
再生か破滅か。。。
GW5連休、神の見えざる手に身をゆだねることを選択した自分。
経済政策や企業業績、外部環境に政治状況など、そんなことは関係ない。
ただ上がるか下がるか。その事実があるだけだ。
自分は下に賭けた。この、40歳の人生そのものと言っても良い、お金と金銭に紐づく時間。そして己のキャリア、家族との絆。。。
勝負の体温とは、絶対的な数値によるものではなく、相対的な己の存在度合いによるところが大きい。同じ200万の損失でも、お遊び程度で済む人もいれば、命そのものに値してしまう人もいるだろう。
自分にとっては、この200万という数値は、40歳における6か月間という人生を、全て注ぎ込むことに等しい。現時点で自分が賭けられるMAXペット、それが200万なのだ。
2016年のリベンジに繋げるための、大事な大事な不惑の1年。
その緒戦から、いきなりのオールイン。そして退場しかけている自分。。。
ここで負けては明日は無い。 だが、明日を迎えるためにはこの一点を突破したい。
こんなに負けていても、どういうわけか、月曜日には安住の地へとポジションが変化しているだろうという、根拠の無い自信が自分にはある。その根拠のなさが、己への矜持を保つエネルギーになっている。
不惑を過ぎてもなお、若気の至りのような過ちにこだわっていられる自分。
そんな自分の熱さみたいなものを再確認できて、体の芯がほんのり暖かくなる。
単純に言い換えれば、自分の中に青春的要素がまだ残っているのだと思えることが、
素直に嬉しい。
200万という含み損が、そんなことを気付かせてくれている。
もちろん、高い買い物ではあるのだけれど。。。
読者の皆さんのアドバイスは大変ありがたく拝聴しています。
撤退したのかどうかと、メールやコメントで気にして頂いているのも、嬉しいです。
多くは撤退せよとのご指摘でしたが、私は、意を決して勝負の続行を選択致しました。
色々なご批判もあるかと思いますが、是非応援して頂けたらと思います。